2008年07月19日

子供のメタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームは、子供にも広がっています。
子供のメタボリックシンドロームのことを、小児期メタボリックシンドロームと呼びます。
小児期メタボリックシンドロームは、食事の洋風化、簡単にお菓子が手に入ること、ゲームなどで室内で遊ぶ子供が増えたことなどが原因と考えられています。
小児期メタボリックシンドロームは、身体の健康だけでなく、精神面に影響を与えます。
太っていることで、不登校になったり、いじめに合う子供も多いのです。

小児期メタボリックシンドロームは大人のメタボリックシンドロームの診断基準とは数値が少し異なりますが、内臓脂肪の蓄積が大きな原因となっていることは同じです。
小児期メタボリックシンドロームの診断基準は、まず、内臓脂肪の蓄積が必須条件で、さらに高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上を満たしている場合に、
小児期メタボリックシンドロームと診断します。

内臓脂肪の蓄積が確認される場合
中学生80cm以上、小学生75cm以上
もしくは、
ウエスト周囲径(cm)÷身長(cm)=0.5以上

内臓脂肪の蓄積が確認された場合、さらに、この3つの項目のうち、2つ以上に当てはまる場合に、小児期メタボリックシンドロームと診断されます。

脂質異常が確認される場合
中性脂肪(高トリグリセライド血症):120mg/dl以上
かつ/または
低HDLコレステロール血症:40mg/dl未満

高血圧が確認される場合
最高(収縮期)血圧:125mmHg以上
または、
最低(拡張期)血圧:70mmHg以上

高血糖が確認される場合
早朝空腹時血糖:100mg/dl以上

小児期メタボリックシンドロームの子供は、比較的早い段階で生活習慣病を発症することが多いといわれています。
正しい生活習慣を子供のうちから身につけることで、将来の生活習慣病を予防できます。
小児期メタボリックシンドロームは、早めの対処が必要なのです。

2008年07月16日

メタボリックシンドロームの診断基準

2005年4月に開催された第102回日本内科学会総会において、日本独自の「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」が発表されました。
この診断基準では、メタボリックシンドロームにおいて、内臓脂肪の蓄積が重要な役割を担っていることを明確にしていて、従来の診断基準とは大きく異なっています。

まず、内臓脂肪の蓄積が必須条件で、さらに高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上を満たしている場合に、メタボリックシンドロームと診断します。

内臓脂肪の蓄積は、ウエスト周りを計ることで診断されます。
この場合、一番細いところを計るのではなく、へそまわりを計ります。
成人男性の場合85cm以上、成人女性の場合90cm以上で、内臓脂肪の蓄積が確認されます。
これは、腹部をCTスキャンで撮影した場合、内臓脂肪面積が男女とも100m2以上に相当します。

内臓脂肪の蓄積が確認された場合、さらに、この3つの項目のうち、2つ以上に当てはまる場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。

脂質異常が確認される場合
中性脂肪(高トリグリセライド血症):150mg/dl以上
かつ/または、
低HDLコレステロール血症:40mg/dl未満

高血圧が確認される場合
最高(収縮期)血圧:130mmHg以上
または、
最低(拡張期)血圧:85mmHg以上

高血糖が確認される場合
早朝空腹時血糖:110mg/dl以上

内臓脂肪の蓄積、高血糖、高血圧、脂質異常の全てに当てはまる場合を、「死の四重奏」と呼びます。
「死の四重奏」に当てはまる就労者が、二次検査を受ける費用や特定保健指導を受けた際の費用について、
2001年より労災保険が給付されることになりました。
日本は、世界に先駆けて、生活習慣病予防対策を社会的に取り組んでいるのです。


2008年07月13日

メタボリックシンドロームとは

近年、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)という言葉が、あちこちで聞かれるようになりました。
メタボリックシンドロームという言葉の印象としては、おなかが出ている、太っているなど、そのイメージは漠然としています。
ここでは、メタボリックシンドロームについて、わかりやすく説明していきます。

中高年がかかりやすいという、生活習慣病の主なものに、「肥満症」「糖尿病」「高血圧症」「高脂血症」があります。
これらは、それぞれ独立した病気ではなく、重複して発症することが多いのです。
これらの生活習慣病は、内臓にたまった脂肪が原因となっていることが最近わかりました。
そして、これらの生活習慣病が複数発症した状態では、動脈硬化が促進され、心臓病、脳卒中などの、致死率の高い病気へなりやすくなってしまうのです。
生活習慣病を複数発症する可能性の高い状態のことを、メタボリックシンドロームといいます。

ダンディハウスで痩せるというてもあります。

メタボリックシンドロームは、太っている、などの一つの原因によって判定されるのではなく、いくつかの原因が合わさることで、
メタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームと判断される主な基準としては、内臓脂肪型肥満に加えて、
高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもつことが条件となります。
この条件にあてはまらないけど、1つはあてはまるなどといった、メタボリックシンドローム予備軍と呼ばれる人たちも、
動脈硬化は普通の人より早い速度で進むため、予備軍の状態でも生活習慣病を併発することもあるのです。

メタボリックシンドロームが、最近になって盛んに叫ばれだした背景には、日本の医療費制度が限界にきていて、
病気にかかる人を減らすことで医療費を減らそうと考えたことから始まりました。
H20年4月からは、特定健診制度とよばれる、メタボリックシンドローム対策が開始されています。