2008年07月15日
メタボリックシンドロームの原因「高血圧症」について
メタボリックシンドロームの原因のひとつに、「高血圧症」があります。
血圧は、心臓の働きによって決まります。
酸素や栄養を含んだ血液に圧力をかけて、身体全体に押し流そうとしているとき、心臓は収縮します。
このときの血圧を最高血圧といいます。
そして身体全体を流れて、老廃物をたくさん含んだ血液が心臓に戻ってくるとき、心臓は拡張します。
このときの血圧を最低血圧といいます。
最高血圧が130mmHg以上、または最低血圧が85mmHg以上である状態が続くことを高血圧症といいます。
血圧は、血流量、大動脈の壁の弾力性、循環する血液量 、抹消血管の抵抗、血液の粘度の5つがかかわっています。
血流量は、心臓が一回に押し出そうとする血液の量で、これが多くなると血圧が上がります。
大動脈の壁の弾力性がなくなることで、血液の圧力を吸収しにくくなり、血圧は上がります。
激しい運動をしたり、塩分を取りすぎたりすることで、循環する血液量が増えると、血圧は上がります。
抹消血管の抵抗は、動脈硬化や血管の収縮により、血管の内腔が狭くなることによって、血液が流れにくくなり血圧は上がります。
血液が粘り気を帯びていると、血液が流れにくくなり、血圧は上がります。
高血圧症は自覚症状が少ないため、気づきにくく、「サイレントキラー」と呼ばれています。
高血圧症が続くと、心臓や血管に負担がずっとかかっているため、動脈硬化が進みます。
動脈硬化が進んだ血管は、弾力がなくなり、もろくなります。
動脈硬化は老化とともに進みますが、高血圧症の人の場合、それは病的に進みます。
動脈硬化が進んだ血管は、脳梗塞や脳出血、心肥大、心筋梗塞などの深刻な合併症を引き起こします。
高血圧症と診断された人は、塩分を控え、心臓に負担の少ない生活を心がけましょう。
軽度の高血圧症の場合は、有酸素運動などの運動療法を行うことで、血圧を下げることができます。
高血圧症の早期発見に努め、メタボリックシンドロームを防ぎましょう。
- by
- at 12:38