2008年07月14日
メタボリックシンドロームの原因「糖尿病」について
メタボリックシンドロームの原因のひとつに、「糖尿病」があります。
糖尿病だけではメタボリックシンドロームと診断はされませんが、糖尿病だけだから大丈夫というわけではありません。
糖尿病は、それ1つだけでも命にかかわる合併症を起こす病気なのです。
糖尿病は、血液中の糖の濃度が高い状態が長く続き、尿にブドウ糖が流れ出てくる病気です。
血液中の糖は、体のいろいろな細胞(脳、筋肉、肝臓など)に取り込まれて、エネルギーになる大切な役割をもっています。
血液中の糖は、食事などで外から入ってくるブドウ糖と、肝臓で蓄えられているエネルギー源の一部がブドウ糖として血液中に放出される場合の2種類があります。
血液中の糖の濃度は、インスリンというホルモンの作用によって、高くなりすぎないように低くなりすぎないように、調節されています。
食べすぎや運動不足、ストレスや遺伝などで、インスリンの分泌が低下したり、またはインスリンがうまく働かない状態になると、
肝臓からどんどんブドウ糖が出されたり、細胞にうまく取り込まれなくなったりして、血液中の糖の濃度は高くなります。
糖尿病の初期症状は少し血糖値が高い程度で、病気に気づきにくいのが特徴です。
悪化してから、のどが渇いたり、だるく疲れやすくなったり、免疫力が落ちたりするなどの症状が現れます。
糖尿病は悪化すると、さまざまな合併症を引き起こします。
糖尿病の合併症の主なものに、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害があり、「三大合併症」と呼ばれています。
網膜症は、網膜の毛細血管がつまってしまうことで、最終的には失明にいたります。
腎症は、腎臓の働きがうまくいかなくなり、身体の中の老廃物が排泄できなくなり、毎日人工透析を受けて血液をきれいにしなければならなくなります。
神経障害は、末端神経のマヒからはじまり、最終的には壊疽によって手足を切断する状況になってしまうこともあります。
糖尿病は早期発見が大切で、初期段階であれば、食事療法や運動療法で改善する場合も多いのです。
糖尿病だけだからメタボリックシンドロームではない、というのではなく、糖尿病は危険な合併症を引き起こす病気であることを理解しましょう。
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